- 2023年12月13日
- 2023年12月14日
眼から感染する”アレ”にご注意を!
某野球チームの優勝を匂わせる”アレ”が今年の流行語になりました。この時期の疾患の流行といえばインフルエンザです。インフルエンザにはいくつかの感染経路があり、目からも感染すると言われています。感染経路は主に「飛沫感染」と「接触感染」の2つが挙げられます。
「接触感染」で眼から感染
接触感染とは、インフルエンザ感染者が触れたドアノブなどを介してウイルスに感染する経路です。インフルエンザに感染すると、鼻水が出たり、咳やくしゃみが出たりと飛沫が飛散しやすい状態になります。飛沫を防ごうと手で覆う方もいますが、感染者が咳やくしゃみを手で押さえ、そのまま電気のスイッチを触ったり、手すりにつかまったりすると、触れた場所にウイルスが付着しています。
このウイルスが非感染者の手に触れ、そのまま手や物を介して口や目の粘膜に付着するとインフルエンザを発症する場合があります。これが「インフルエンザは眼からも感染する」と言われる理由です。
眼からインフルエンザに感染しないために
手指消毒を徹底する 日頃から手洗いやアルコール消毒を徹底し、ウイルスが粘膜に付着するのを防ぎましょう。手洗いやアルコール消毒はインフルエンザに限らず、あらゆるウイルス感染を予防する効果に期待ができます。
目を擦らないようにする 目からインフルエンザに感染しないように、目を擦るクセがある方は注意が必要です。無意識に目を触っている方もいるため、今一度自分のクセを見直してみましょう。
インフルエンザは目からの感染以外にも、きちんと予防対策を行うことが大切です。人混みを避ける、予防接種を受ける、規則正しい生活を送るなど普段から予防を心がけましょう。